顎の力はコントロールが難しく、時にクラウンやインプラントが割れてしまう程の力がかかる事もあります。高坂デンタルオフィスではこうしたリスクを少しでも避けるため、エクスターナルタイプのインプラントを採用しています。
最も一般的で安全性の高いインプラントシステムは、構造的に大きく2つに分けられます。一つがインターナルタイプ、もう一つがエクスターナルタイプです。高坂デンタルでは、「問題が起きたときにリカバリーしやすい」エクスターナルシステムを選択しています。
人の噛み合わせにおいて、思いがけないときに思いがけないほどの力が発揮されるときがあります。本人でも自覚できず、歯科医師も力の被害を予測できない場合も少なくありません。高価で特殊なインプラント治療です。どんな方にもインプラントに致命的なトラブルが生まれないことを最優先に考えた結果、高坂デンタルではほとんどのお方にエクスターナルタイプのインプラントをお勧めしてます。
インプラントには何かあってからではリカバーが極めてしにくいという負の特徴があります。処置後に致命的な問題が発生しない様に、術前から経過観察まで可能な限りの配慮をいたします。
あくまでもインターナルと比べると、という意味ですが、1・2番目のデメリットに関しては、定期的な検診やクリーニングによって対応が可能です。
3番目のデメリットに関しては、歯科医師と技工師の技術の問題です。私も技術力の非常に高い技工師とチームを組んで仕事をしています。治療費に見合った修復物を提供するために、技工師の技量を無駄にしないような仕事を常に心がけています。
私の患者さんで、過去に残念な結果を迎えてしまった方が一人いらっしゃいました。
10年以上前のインプラント治療ですが、その後わずか7年で問題が発生してそのまま撤去に至りました。レントゲン写真でインプラント本体に縦に亀裂が入っていることがわかります。こうなってしまうともう撤去するしかありません。これはインターナルタイプのインプラントだったのですが、エクスターナルタイプだった場合は結果が違っていたかもしれないと悔やまれる症例でした。
定期検診では噛み合わせのチェックも重要です。インプラントを長持ちさせるために、治療を計画する時から可能な限りの配慮をいたします。

レントゲンではっきり確認できる縦の⻲裂

⻲裂の周囲には炎症が⽣じることにより⻣が失われてしまします。インプラントを⽀えるはずの⻣がなくなり、周囲には隙間ができています。

撤去したインプラントです。
根本の半分は健全に⻣と密着していたために、撤去する時はある程度の⼒技が必要になります。健全な⻣にダメージを与えることは避けられません。
※ 現在、衛生士不足によりメンテナンスのご予約が大変取りにくい状況となっております。
誠に恐れ入りますが、当面の間は平日17時以降のメンテナンス予約を停止させていただいております。
なお、お電話でお問い合わせいただければ、内容によってはネット上では表示されないお時間をご案内できる場合がございます。ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
※ Web予約申込後は、当院からの予約確定メールをお待ちください。予約後の変更希望は必ず電話でお願いします。
※ ご申し込みのタイミングによっては、患者さんのご希望に添えないことがございます。その場合は折り返しメールが届きますので、別の時間枠での予約申し込みを再度お願いいたします。